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葬儀の際に喪主が座る場所とマナー

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自らが喪主となり葬儀を執り行うことは、長い人生の間でもそう頻繁にあることではないのではないでしょうか。いざ執り行う立場になると、葬儀業者を選んだり会場を手配し、内容を決めるなと手間のかかる準備を短時間で進めなくてはならないのでかなり大きな負担となってしまいます。

その中で忘れてはならないのが葬儀の際に喪主が座る座席です。祭壇を正面に見て、右側の中央側に座るようにしましょう。まれに親族が一般参加者の方を向いて座ったりする光景を目にすることもありますが、これは適しているとは言えません。

葬儀は故人のために執り行うものであり、一般参加者へ感謝するためのものではないので故人の方を向いて着席するのは当然のことです。右側は遺族席で左側が一般参加者の席となりますが、一般参加者の席がいっぱいで座る場所がない場合には右側の後ろの方に座ることもマナー違反ではありません。近年では大規模な葬儀は望まないという人も増え、家族葬や密葬を選択する人も多くなりました。規模が小さく家族などごく親しい人のみとなれば、席はそれほど気にする必要はありません。

もちろん大勢が参列する場合でも、近年ではしきたりにとらわれない葬儀を執り行う家庭も増えているので、よく相談してから決めるようにしましょう。親族や親しかった人の席はあらかじめある程度決めておくというケースもありますが、一般参加者の席は決めておかない方が良いと言えます。参列して欲しいと感じた人を呼ぶことになりますが、知らせが届いたら必ず参列しなくてはならないというわけではなく、葬儀に参列するかどうかは本人の意思で決めることができるので席を決めておいても参列してもらうことができないこともあります。

葬儀に参列することは長い人生の中では何度かあっても、喪主となることはないからこそマナーがわからないというのは当然のことです。しかし、葬儀を取り仕切る立場である人物がしっかりとマナーを守った振る舞いをしておかないと、葬儀自体の雰囲気も引き締まりません。分からないことがあれば葬儀業者に聞いておくようにしましょう。

席など一般的に決まっていることならば、ある程度のことは葬儀業者のスタッフが教えてくれるので問題はありません。しかし地域によるしきたりやマナーは、大規模な葬儀業者では分からないということもあるので、地域密着型の業者を利用するようにするのも葬儀をスムーズに執り行うためのコツです。

(参考)
『お葬式コロナ』葬儀について紹介する便利なニュースサイト
corona-ososhiki.org
外部サイトにリンクします

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